なんでもかんでも。

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「そう言えばさー、渋谷ってアクロバット得意なの?」
「え?それ言うなら村田だってダンス得意とか聞いてねーし」
「僕はホラ、通信講座でダンス習ってたからさ」
「少林寺拳法と一緒かよ…大体、お前最初の頃卑怯キャラじゃねーか。おれ置いて逃げるとか」
「それはちゃんと弁解しただろ?助けを呼びに行ったんだって。まぁ、他にもきみが突然異世界に行った事についての帳尻合わせとかもあったんだけどさ」
「にしても、おれは少なからず傷付いたわけなんですけど」
「だってあれで僕が側に居てごらんよ?うっかり一緒にあっちに行ってた可能性大なんだよ。眞王がいきなり扉を開くから…僕は頑張ってポーカーフェイスを保ちながら、内心ひやひやだったんだよ」
「その時にはおれが魔王だって気付いてたんだろ?」
「まぁ、そうだけどね。でもきみは知らなかった。誰もきみに教えなかった。その辺りのやりとりについてはもう話したから掘り起こすのはナンセンスだと僕はそう思うんだなぁ」
「わかってるよ。だからその語尾を裸の大将風にするのはやめろ」
「本当はね、あの時の事は今でも照れ臭くて思い出すとキャッてなっちゃうんだなぁ」
「記憶が鮮明だから、余計に?」
「そうなんだ。だから僕はきみのその服の下に隠された肌の色とかほくろの位置まで何一つ隠さず覚えているんだよねぇ。もちろん味んぶっ」
「それ以上言ったら鼻の穴に指突っ込むぞ」
「っ…もう半分入ってるって」
「…兎に角だ。大事なのは村田が割と運動神経が良いって事。それだったらうちのチームでマネージャーに甘んじてる事は無いと思うんだけど」
「まぁまぁ、それはとりちゃんだからであってね?村田健としてはそこんとこは運動音痴のドジっ子健ちゃんなんだよね」
「とりちゃん言っちゃわけわかんないだろ混乱するだろ」
「だってきみこそ、Say!やぁ!じゃなかったらあんなにクルクルバク宙とかできないでしょ?上様だってそれは断るって言うと思うんだよね」
「…その呼び方はバカにしてんのかと思われてもしょうがねえぞ」
「だって公式がこれなんだもの。でも僕も彼の事はすごく魅力的だと思うんだ。ちょっとぽわーんとしてる所も渋谷に良く似てるし」
「まぁ、とりちゃんも村田に負けず劣らずおしゃべりでやんちゃではあるよな」
「それってさ、凄い偶然…というか、運命だよね。だってこんなに僕達に近い配役でミュージカルになるなんてさ。親友ダンスにも熱が入るってもんだよ」
「ああ、あの最後のダンスな。…なぁ村田、おれ達もやってみる?」
「ダンスを?僕取りあえずワルツならできるよ」
「ワルツぅ?…なんかちょっと違うような」
「まおみゅの彼等がパッションなダンスなら、僕達はシックに社交ダンスでもいいじゃない。ほら渋谷、Shall We Dance?」
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むずむずして書いてしまいましたw
ほんと親友ダンスかわいかったな~///
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